真っ暗な闇の中から、一筋の光が見えた。 意識は朦朧としている。 そのなかで、光に手を伸ばしてみた。 光に手が触れたとき、闇は消えた…。 「……ショウ、タ…?」 「リ、ン…?…リン!!」 リンが、頭を抱えながら俺の名前を呼ぶ。 「は、や、く…逃げ、て…。じゃな…いと、また、覚醒しちゃう…」 リンが、苦しそうな表情で俺を見つめる。 そんな苦しそうな顔すんなよ。 俺が、救いだしてやる。 救ってやるから。