そのシェルの一族の長は

「どうかしたか?」

と村人に訪ねました



村人は

「どこもかしこも大洪水で流されてしまった」

と泣きながら話しました




その話にシェルの長は


「可哀そうに…

村人…これを使いなさい」



シェルの長は村人に藍色の石を渡しました



「…これは?」




「これは我が一族に伝わる秘宝だ

これを使えばこの大洪水の被害が元に戻るはずだ」



「そんなこと…」



「心配はいらぬ」



長は呪文を唱えると

藍色の石が光始め、宝石のような輝きをまとった




そして

藍色の石は動きだして地面の中へと入っていった