「仙崎さん、これ体育祭で俺らのクラスがうけもつところ。プログラム目通しておいて。」

 「///うん。 ありがとう。」 


手渡された資料は、放送委員の役割表。

体育祭で、プログラムを読みあげたりしないと行けなくて……



わたしに、放送委員なんて似合わない。


しゃべるのも苦手だし。


人前なんて舞い上がってしまって何もできなくなる。



そんなわたしが何で放送委員なんてやってるかと言うと……


彼が立候補したから……


わたしがず―――――――っと想いを寄せている田代君が立候補したから……。


それを見た麗が、突然手を挙げて、わたしを推薦した。


完全な計画的犯行!!

 「わっわたし……。」

パニック状態!!


 「仙崎さんが引き受けてくれたら、俺嬉しいな。」


 「……//////。」


田代君のその言葉が嬉しくて……

後の事何も考えずに引き受けてしまった。






わたし、自慢じゃないけどけっこう一筋。



――――――彼を好きになったのは中1の春だった。―――――――――