レモン白書~チャラ男との命がけの恋~


真っ赤な目。

洗面所に映る自分の顔にこれまた泣けてくる。


腫れあがった目が、余計にブサイクにする。



ハぁ―――。

ため息をこぼしながら、台所に向かう。


冷凍庫を開けて、氷を手に取るとそっと目に当てる。



ひんやりと冷たくて気持ちいい。



 「学校行きたくないなぁ。」


小さく、つぶやいた。