《ドタ―――――ン!!》


ものすごい音が響く。


それと同時にチャイム♪が鳴り響く。



 「/////...」


何が起きたの???


彼の顔が近い……


近いというかわたしのクチビルが……



 「きゃ――――――――!!」



わたしは慌てて飛び起きた。


 「ァ―― 痛っ 。 」


彼が、頭を押さえながら起きあがる。


 「あっあの―――――。 」


声が震える。

怖い!!



 「あんたさ―――――。 名前は? 」


 「仙崎檸檬です。」


 「おっうまそうな名前。 」


 「えっ??? 」


 「檸檬ちゃん、廊下は走らないって小学校で習わなかった??」


 「ごめんなさい。」

深々と頭を下げて誤ったんだよ。



でも、でもね。

とんでもない言葉がね。


彼の口から飛び出して……




 「kissしたからには今日から俺の女だからな!!」


 「エ―――――――!! 」



わたしの声は廊下中に響いたんだ。