レモン白書~チャラ男との命がけの恋~


幾が煙になってそらに昇っていく。


 「幾!!」


 「幾!!」


 「幾!!」



叫んでも、叫んでももう抱きしめてくれない、
檸檬って名前も呼んでもらえない。




幾……。