レモン白書~チャラ男との命がけの恋~


ねぇ幾。

今日の空は、わたしの涙を隠してくれるんだ。



空から降り続ける雨はまるで涙のようで……。


幾の悲しみ。

幾の悔しさ。

幾の……幾の……

想いそのもののような気がしたんだ。



幾、わたし幾がいないとダメなんだ。


幾がいないと前に歩き出せそうにない。