レモン白書~チャラ男との命がけの恋~


 「檸檬、お前……」

幾の目線はわたしのお腹に集中してる。


 「幾…わたし。」


 「俺の子だよな。」

幾の顔がパッと明るくなった。

 「幾……喜んでくれる?」


 「あったりめーだろ!! 俺嬉しすぎて夢みてるようだ。」


 「幾~!! 」


 「だから、泣くな!! 俺まで泣けてくる。」


幾の腕がわたしを抱き寄せる。


 「俺、怖いくらいだ。こんなにも嬉しい事が重なって。本当に夢じゃないよな。」


 「うん。夢じゃないよ。」

わたしは、幾の頬をつねった。

 「痛ぇなぁ~。」


 「夢じゃないでしょ!!」


 「バ~カ」


いつもの笑顔の幾がそこにいた。