「檸檬お前を食べたい。」
檸檬と何度も呼んでくれた。
「おいしくないよ。///」
「こんなにおいしそうだ。」
幾の手が胸の上に重なる。
「幾……///。」
「ムリにとは言わないよ。俺はそんな権利ないからな……」
「そんなこと言わないで。 そんな寂しい事、お願い幾……」
涙が溢れて今にも頬を伝いそうでグッと堪えた。
「檸檬、好きだ。」
幾のくちびるが重なってそのままベットに押し倒された。
「幾……。」
「怖いか、震えてる。」
「大丈夫。 幾でいっぱいにして……もう余計な事は考えられないくらいに……」
「檸檬… 檸檬… 檸檬……」
こんなに愛しくて、こんなに切ない。
「うぅ……ん。ぁっ…」
幾がゆっくり時間をかけてわたしを味わう。
幾の舌の感触がわたしを淫らにしていく。
「檸檬、もっと、もっと声を聞かせて。」
耳元で囁かれて耳を一舐めされる。
「うっ……。」
全身にビリビリって電流が走って自分が自分でなくなる。
幾の指が幾の舌がわたしを淫らにしていく。
幾の指の動きがわたしをかき乱して、もれる吐息は甘くて……
もう戻れない。
「うぅ~ン……幾っ。」
彼の名前を呼ぶ。
イタズラっ子みたいな顔でわたしを見る。



