雪道を歌を歌いながら歩いた。
思い付く歌をひたすら歌った。
歌詞を間違えたり。
リズムを間違えたり。
何でもない事で顔を合わせて笑った。
「ここじゃないか?」
「うわぁ。」
「気に行ってくれた?」
「うん。最高!!」
ログハウス式のペンション。
屋根に雪が積もっている。
「ねぇ幾?」
「ぅん?」
「なんかね。Xmasケーキの上に飾られてるチョコレートの家みたい。」
「なんだそれ。 檸檬は本当食いしん坊だな~」
「だって、だって見えるでしょ。 幾ねぇってば!!」
幾の腕を引っ張って同意を求める。
だって悔しいもん。
わたしだけ食いしん坊なんて悔しすぎるじゃん。



