「………………!」




今の今まで忘れてた、
懐かしい記憶が脳裏をかすめた。




だけどあたしはそれを
振り払うように頭を振る。




グッとアクセルを踏み
込んで速度をあげると、
ただひたすら、バイト先
への道を急いだ。





       ***



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