《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜

そこで一度言葉を切り、
珪はガシッとあたしの
両肩をつかんだ。




そして、一言一言区切る
ようにハッキリとした声で、




「なんの為に、直杜さんが
自分の身を投げ出してまで
お前を守ったんだよ?

自分のしてたことを
悔やんで、紗耶には犠牲に
なってほしくないから。

だから必死で、お前を
守ったんじゃないのか!?」




「…………! それは……」




心の片隅が、ポッと火の
ついたように熱を持つ
感じがした。





……お兄ちゃんの、想い。




お兄ちゃんが、望んでること。




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