《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜

だったら無駄足もいいとこだ。




「ちげーよっ。

それに綺麗事のつもりもない!

オレはマジで、お前の……
イヤ、お前だけじゃない。

お前と直杜さんのために
言ってんだよ!」




「お兄ちゃんの……ため?」




その言葉に反応し、思わず
抵抗を忘れてしまう。




ぼんやりと見つめる
あたしに、珪はしっかりと
頷いて、




「そうだよ。

お前がどう言おうと、
オレは直杜さんに
頼まれたからな。

お前のことを頼むって。


それに――…」



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