《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜

手の中の絵は、まさに
あたしの思い出と同じ
優しい光に包まれてて。




懐かしい日々への愛しさと
憧憬……そして寂しさをも
心の内から引き出してくる。




(今このタイミングで
こんなの見せるなんて……
ホント、意地悪なんだから……)




止まらない涙が紙面を
濡らしてしまいそうな
ほどで、あたしは一度紙を
二つ折りに戻した。




そのとたん、また新たな
驚きが目に飛び込んでくる。




――紙の裏面に、何かが
書いてある。



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