《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜

……間違いない。




これはあたしの記憶の
中の、あの風景だ。




大好きなお兄ちゃんと
駆けまわった、あの幼い
日の川原――…。





一度はひいてた涙が再び
あふれ出し、熱く頬を
伝うのがわかった。




(珪の……バカ……。

こんなの描いてるから、
自分の絵が仕上げられ
なかったんじゃない……)




心の中で憎まれ口を
たたいてみる。




だけどもう、涙は後から
後からあふれ出してた。




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