「もう……疲れたよ……」
“運命の歯車”って
いうのが、もしあるなら。
――今のあたしを作り
上げた歯車は、いつから
回り始めたんだろう。
そしてもし、今とは違う
歯車が最初は用意されて
たんだとしたら――それは
いつから、かけ違えられて
しまったんだろう。
お兄ちゃんとの夜に、
終わりはある。
だけど朝の後にはまた次の
夜が来て――結局、本当の
意味での出口は、存在しない。
_
“運命の歯車”って
いうのが、もしあるなら。
――今のあたしを作り
上げた歯車は、いつから
回り始めたんだろう。
そしてもし、今とは違う
歯車が最初は用意されて
たんだとしたら――それは
いつから、かけ違えられて
しまったんだろう。
お兄ちゃんとの夜に、
終わりはある。
だけど朝の後にはまた次の
夜が来て――結局、本当の
意味での出口は、存在しない。
_

