《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜

「は? そうなの?」




「うん。

てゆーかこんなふうに
のんびり寝そべって空
見れる環境、そうないから」




その一言であたしは確信した。




……この子、地元の
人間じゃない。




狭い町だし、昔からこの
辺りで育ってる子なら多少
見覚えがあるに決まってる。




それなのに全く知らない
顔だから、もしかしたら
そうかなとは思ってたけど。



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