《完》螺旋 ―*RASEN*― 〜禁断の迷路〜

この夏の空よりもさらに
明るい抜けるような
笑顔で、そう言ってくれた。




その笑顔だけで、なんだか
もう充分だと思えた。




(ありがとう、珪。

あなたと過ごした時間は、
楽しかったよ――…)




心の中でだけ、珪にそう
お礼を言う。




と、あたしが見つめる前で
何やらデイバッグに手を
入れてゴソゴソやってた
珪が、パッと勢いよく
バッグから何かを取り出した。




「……………?」



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