「いるのか!?」 「噂だけどよー」 遠藤はちょっと戸惑いながら言った。 「マジ信憑性に欠けるぜ。実はよ…。ここの生徒がライブハウスでドラム叩いてんの見たってやつがいてよ。見たやつは俺の同中の音楽好きなんだけど」 「で誰?」 「一年の学年トップの日野雄志。俺の友達は俺が前に日野って天才がいるって話してて写メ見せたから知ってたんだけど」