「…」

「優子さん」

日野ちゃんが声をかけてきた。

「なに?」






「僕もいつか、優子さんへ送る歌、作りますから」







日野ちゃんは照れながら言った。


純平がいくら惚気たって私には日野ちゃんがいるからいいんだけど。