「....てか、誰?」

一人残された私は静かに
つぶやいた。


あっ..!


ようやく自分の置かれている
環境に気が付き、
慌てて上履きに履き替えると
教室への階段をダッシュで
駆け上った。



数分後、

私はトイレの個室の中で
小さくうずくまっていた。



...違うよ。

別におなかが痛いわけじゃない。