誰よりも、君がすき。

あ…

茶髪にまじった
綺麗に輝く金色のメッシュ
は見事に茶色に
染められていた。


「芹沢くーん♪
あっれー、髪の色変えたんだ。
どっちも似合ってるよ」

なんていいながら芹沢の
机に駆け寄る智子。

私も慌ててその後を追いかける。


「あー...やっぱ分かった?」

「うんうん。いーっつも芹沢
くん見てるからっ。なーんてね」

「担任がウルさくてさ」

「盛岡ねー。うん。なら
仕方ないよね」


ドキっ....

智子と話してるはずなのに
芹沢の目は真っ直ぐ私を
見ていて。


何...

なんなのよ。