誰よりも、君がすき。


立ち上がった拍子に
「カターン」と椅子が音を
たてて倒れる。


茶色に金色のメッシュ、
ほどよくカールした柔らかそうな
髪...



やっぱり。


「浅野どーしたんだ?」

先生の声が遠くに聞こえる。

彼...芹沢は私に気付くと
ニヤリと不適な笑みを浮かべた。