「さ。かえろっか」
手を差し伸べた芹沢は
前みたいに無邪気な笑顔を
見せてくれて。
それが嬉しくて嬉しくて
私はその手をとった。
諦めるって。
忘れてしまおうって
決めてたのに。
こいつのせいで
私の学校生活ムチャクチャ
になったけど
こいつのせいで
見えたものもあった。
少なくとも
こいつに出会った意味は
あったのかもしれない。
そんな前向きなことを
思えた自分に驚いていた。
手を差し伸べた芹沢は
前みたいに無邪気な笑顔を
見せてくれて。
それが嬉しくて嬉しくて
私はその手をとった。
諦めるって。
忘れてしまおうって
決めてたのに。
こいつのせいで
私の学校生活ムチャクチャ
になったけど
こいつのせいで
見えたものもあった。
少なくとも
こいつに出会った意味は
あったのかもしれない。
そんな前向きなことを
思えた自分に驚いていた。

