誰よりも、君がすき。

「...私何時間寝てたの?」


「ん。ずっと。でも大丈夫
だろ。翔太がうまく言って
たから。」


「ほんとに?良かった~」


「てか...」


芹沢は急にプッと私の顔を
見て噴出す。

「何っ...」

「ヨダレ、たれてるんだけど」


慌てて口元を触ったら
暖かい感触にほんの少しぬれた
手の甲。


やば


恥ずかしい。


「笑うこと、ないじゃん」

「誰にも言わないよ?」


鞄を片手に立ち上がる
芹沢。


っ...

もう、いっちゃうんだ?