「もしもし…」 「真央ちゃん!!!!」 「……。」 電話の向こう側から聞こえた声に一瞬イラッときたのは、気のせいでわないよね。 「何?」 「岩津からもらった手紙ってどんなのだった?」 「柊にそれを言わなくちゃいけないの?」 「別に言わなくても良いけれど…」 「なら、言わない」 「えー!?教えてよー!」 「嫌だ、柊には関係ないじゃん」 「関係あるの!!」