「海行った時…おぼれたでしょ。その時…」
「え、まじで?本気で?」
「ぅん…」
「えぇえええええ!!!どぉーーーしよ!キスしちゃったぁぁぁぁ!!!」
花恋は、大声を出し僕の部屋の中をジャンプし始めた。
「ねぇ直輝。初恋の人に、ファーストキス!!すごくない!?」
「すごいね…。」
僕は小さい声で答えた。
「美久が教えてくれたの…?」
飛び跳ねている花恋にきいた。
「うん、そーだよ。うちはどうやって助かったのですか?ってきいたの。そしたら、英斗が助けたって言ったから、考えてみたら人工呼吸=キスじゃん!?みたいな」
「よかったね、花恋。」
「うん!!!!」
今までで、一番の笑顔を見せてくれた。

