…あっ。 


そうだ!



美久は英斗が好きだったんだ!!




どうしよぉ…


僕が美久を誘ったから、美久は英斗といられなくなっちゃったんだ。




美久に悲しいことさせちゃったな…僕。




ごめんね、美久。


花恋をつい優先しちゃうんだ、ごめんね。




「ちょっと休むーー。花恋はしゃぎすぎなんだけど」




英斗が海から上がって来た。



「花恋は?」



「まだ、海いるって。そんなに楽しーんかな?」




そう言いながら英斗は僕の隣にすわった。



そりゃ、楽しいに決まってんじゃん。



英斗といるんだから!! 



って叫びたかった。






てか、オイ!!


花恋を置いてくるなよ。


1人にさせるなよ。




……って…………。