――――― ――― 「はぁぁ…」 トイレで一人、ため息をついた。 あと一時間もすれば定時になる。 ひょんなことから、間部主任とつきあう?ことになってしまったらしい私は、沈んだ気分を何とか紛らわせたくて仕方がなかった。 こんな時に限って小林君は櫻井さんと外出している。 トイレの鏡で自分の姿を確認すると、顔の所々に傷になりかけた箇所があるわ首筋にひっかき傷があるわで、正直私が男だったらこんな女を誘わない。 「なに考えてるんだろ」 私はそう呟き、これ以上逃げられないことを悟った。