「入ろうか?クーラー、きいてるみたいだよ。」



「うん!」




かわいらしく頷く、岩崎さん。



図書室は俺の考え通り、クーラーがきいて涼しくなっていた。




「涼しいね~。」




笑いながら、岩崎さんがカバンを開ける。



その笑顔に、なぜかドキッとしてしまう俺。



でも、すぐにその思いを捨てる。





「じゃあ、始めようか?」



「頑張ろうね~。」






こうして、今日も自習が始まった。