どんなに言葉を連ねたって

どんなに君を罵ったって

僕は君を愛してしまったんだから仕方がない

君には絶対言わないけどね




だから。

最後のあの時以外は、僕は姫の気持ちをしらない王子を演じよう。

大丈夫。

最後は皆いなくなればこの物語に強制的にピリオドが打たれる。

姫。

僕の可愛い人魚姫。

王子のそばで生きるため、声を失った人魚姫。

僕のそばで生きるため、罪を負った人魚姫。

きっと罪は、僕の定めた罪であり。

その罰は、僕の見据えた未来だろう。