現実に引き戻された俺は、うっすら目を開ける。 窓の外を見ると、さっきの景色とは一変して都会の景色が広がっていた。 『まもなく、王都:クロノスです』 そんな放送が聞こえて、俺は漸く状況が理解出来た。 あぶね…もっちょっとで寝過ごすところだ 梶原夏 19歳 今日から俺は新しい生活が始まる。