一瞬、頭が真っ白になる。 「どうすれば出られるかも、夏の家の方向も分かんなくって…がむしゃらに進んでたらここに着いちゃった。」 「お前…それって…。」 さっきから最悪なシナリオしか頭に浮かばない。 そうであってほしくない筈なのに… 「夏が考えてる通りだよ。」沙羅は少し離れて、微笑んだ。 「病気が、とうとう発病したんだと思う。」