「夏~!」


大学校内で俺の名を呼ぶ人




そんなの、一人しかいない。



「…克也。」

「うっわ…相変わらず眠そうだな。」



「不機嫌過ぎ。」と克也は俺を指して笑う。



寝不足の俺にはそれすらもウザかった。



「なぁ夏、覚えてるか?今日は流星群の日だぜ?」

「昨日聞いた。」



何で同じ事二回言うんだ


「本当に見に行かないのかよ?」

「行くか。俺はやらなきゃなんねー事が沢山あるの。」