「…そう。」



そう一言呟いて、安心したように、優しく微笑んだ。



ドキッ…



え…?



なに、今の…
咎お兄ちゃんに…ときめいた?



ないないない!!!
お兄ちゃんにときめくなんて…



絶…対…ない…よね…!?



その時、



ガチャン!



玄関の開く音が聞こえた。