「「「いただきます」」」



みんなで、手をあわせて言った。



お父さんとお母さんの座る席が空いていて、寂しいなと思いながら、箸を持ち、朝ごはんを食べる。



「この卵焼き、うめぇな。」



綾斗お兄ちゃんが、あたしの目を見ながら、無表情で言った。



「そ…かな。」



ほんとは嬉しかった。



あたしは照れるのを見られるのが、恥ずかしかったから綾斗
お兄ちゃんから目を逸らして、ニヤける口を抑えて言った。



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「「「ごちそうさま」」」



食べ終わり、みんなの皿を
洗って、自分の部屋へ向かった。