カチャ… 3人分の、卵焼きを作っている時、リビングのドアが開いた。 あたしは、卵焼きに目が離せなくて、ドアが開いた方を見なかった。 「…美結?」 この声は… 咎お兄ちゃん? 「おはよう!朝ごはんもう少ししたらできるから待ってて!」 「…。」 返事がなかった。 だけど、気にせず作っていた。