「ぃ…やっ…っ…あ…やと…
お兄…ちゃ…ん…」



綾斗お兄ちゃんの手が、えぐるようにあたしの胸を触る。



カシャリ…



持っていたさいばしが、あたしの手からスルリと落ちた。



「…やっ…ぁ……」



綾斗お兄ちゃんは、忍ばせていた手を止めて、あたしをその場に座らせた。



しかも、綾斗お兄ちゃんの方を向かせて。