「ちょっ…! 綾…斗…お兄ちゃ…!」 「ほんと、美結って可愛い。」 そう耳もとで囁いて、あたしの胸に触れる。 「やっ…!」 精一杯あたしの手で押し退けるけど、綾斗お兄ちゃんの力には敵わなくて、すぐに退けられてしまった。 逆に、あたしの手は掴まれてしまった。 昨日のように。