危険な甘々生活



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「美結!起きろ!」



…ん?

あれ…あたし寝ちゃったのかな


目の前には、焦っている晴の姿。



「この駅で降りないと帰れなくなるぞ!早く起きろ!」


「う、ぅん…」



まだ眠たい目をこすりながら、晴に引っ張られて電車から降りた。



駅から出ると、辺りはすっかり暗くなっていた。



「真っ暗だね~」


「そうだな」



無言で差し出された晴の手。



あたしはそっと握り返した。



やっぱり、晴の手は温かいな///