ガタンゴトン――… 電車に揺られ、家に向かう。 「今日は、楽しかったな」 「うん!はしゃぎすぎて、疲れちゃった」 「俺も。疲れた」 そう言って、晴はあたしの肩に顔を乗せた。 晴の髪が、顔にかかってくすぐったい。 そして、あたしと晴は、夢のなかへと入っていった。