パタン



「はぁ…はぁ…っ」



咎お兄ちゃんが、リビングから出ていき、辺りは一気に静かになった。



耳…舐められた…?



「はぁ…っ」



耳が、熱い…っ


耳が熱いよぉ…っ…



まだボーッとしていて、頭が、ついていかない。



「部屋…、戻ろ…」



何も考えないように、二階へと向かった。