実に押しつけがましい。
わかってる。
畳みかけるように弱みばっか投げかけてるあたしはどうかと思うっちゃ思う。
けど心配なんだっての。
充電切れの“あの”状態を、あたしはさっきのさっきまで見てたんだから。
苦しいでしょ、充電切れ。
嫌じゃないの、充電切れ。
……なんて、アンドロイドにどんな感情があるのか、あたしにはわかんないんだけど。
「……わかった」
諦めた、と言いたげな声色で、アンドロイドさんが了承の意を示した。
今のは確実に諦めた感じだった。
あたしが引かないって理解した感じの言い方だった。
わかってらっしゃる。
「オーケー。じゃ、決定」
「でも充電の時以外は視界に入んなね」
「は、ムリに決まってんだろアホか同じ学校に通ってる時点でムリだと思え。」
「じゃあ話しかけてくんなよ」
「断る。」
「……あんたホント意味わかんないよね」
「意味わかんなくて結構だよっつーか名前呼べよ名前“朝倉京”ってさっき言っただろあたしは“あんた”じゃねーんです」


