充電終わったらキスしよう





「…し、知らないなー」

「……へえ、知らないんだー」

「うんそうだねーぜんっぜん知らない人だねー」

「知らないならなんでキョウちゃんに向かって手ぇ振ってるんだろうねー」

「なんでだろうねーバカなんじゃないかなー」

「へえーそうなんだーじゃあやっぱり知らない人なんだねー」

「そうだねーホントまったく生まれてこの方あんなヤツに会ったことなんかこれっぽっちもないなー」

「そっかーあれーなんかあの少年すっごい息吸ってるよーなんて叫ぶつもりなんだろうねー」

「さあねーあんなバカのすることはわかんないからなー」



「キョウちゃんセンパーイッ!!」



キサマァアアアアアーッ!!


「……だってさ、キョウちゃん」


すぐそこでものすごい恐ろしい声が聞こえたので、グルンッ!とそれはもう風を切る勢いで振り返る。

と、そこには未来さんのステキなステキな笑顔がありました。


【完】


…とかになりそうだけど始まったばっかなんでね、もうちょっと頑張ろうね。

未来さんのバックには現在フリーの女子高生(JK)たちが、刃(やいば)もビックリな鋭すぎる視線をあたしに向けていた。

ちょっと待ってあたしまだ死ぬわけにはいかないのよ。