充電終わったらキスしよう





とてつもなくウザいことになってた思考回路を有無も言わせず切断して、あたしは未来さんと春人にたった今思いついた案を言ってみる。

一番驚いたのは春人だ。


「えぇ!?俺が嫌いな場所ですか!?」

「そうそう。そこに行ったらもしかしてノア居るかもしれないかなみたいな。」

「キョウちゃん超得意そうな顔してる。たぶん赤の他人にはわからないでしょうけど☆」

「えなにそれ自慢?自慢してんの?え?ミヤコさんの表情の微妙な変化が分かるあたしかっけー自慢なの?それ自慢になるの?マジで?キョウちゃんマジパネェ。」

「てへぺろ☆」

「それですべてが片付くと思うなよ。片付いたけど。」

「っていうか今重要なのは春人クンの嫌いな場所探しでしょー」

「そうだった忘れてた。」

「えぇ……や、っていうか、俺の嫌いな場所って…どこですかね…?」

「いや聞くなよ。」

「ほら!ほらなんていうか!トラウマがあるとか!暗いとこがダメとか!うるさいとこがダメとか!あるじゃないほら!」

「そういうことですか!だったら、お化け屋敷とか、ですかね…!?」

「…………。え今から遊園地行く感じですか。」

「学校帰りに遊園地行っちゃう系女子高生&男子高校生とか居るの?居るのかしらね?」

「少なくとも球技大会があったその日に行く輩は居ないと思う。」

「す、すみません俺が余計なことを!」


慌てて違う場所を思い浮かべようと頑張ってる我が後輩。健気だ……。

っていうか少なくとも、いや絶対と言い切ってもいいけど、ノアが遊園地に居ると思えないのはあたしだけじゃないはず。

しかもひとりで行くとかまずないと思う。キャラ的に。

じゃあどこだって聞かれても困る。だってあたしも知らないし。


しかしこうやって3人共立ち止まり、考え込んでいたってノアは見つからないわけだ。

ということで。