という気持ちを込めてドアをガラッと勢いよく開けた。
途端に話し声がやんで、一斉にこちらを見る顔ぶれ。たしかに1年だった。
「うおおお朝倉先輩ちーっす!!」
「さっきバスケの試合見てましたマジかっけかったっす!!」
「どうやったらあんな速く動けるんですか!!」
「何かの能力者なんですか!!」
「元気が有り余っていることはとてもいいことだと思うがそんな元気有り余るお前等が何故保健室に溜まっている?」
「すいませんでしたあああッ!!」
一番手前のベッド付近でわいわいやっていたと思えば、あたしの一言でみんなガタガタ立ち上がり始める。
いや、うん、なんかごめん。
っていうかあたしに怖気づかず質問してきてくれたのに答えてあげてなくてごめんちょっとそういうことに不慣れなもんでホントごめん。
後輩はどちらかと言えばこちらが歩み寄らない限りビクビクして話しかけてきてくれないから慣れてなくてホントごめん。
というわけで。
「えーっとあーっとまあそう慌てなくていいから。っていうか試合見てくれててありがとうあたしスケットだったんだけどね。あと別にあたしは能力者とかじゃないからそこんとこよろしく。」
ぶふっ。
後ろから吹き出すような笑い声が聞こえてきたので振り返りざまに回し蹴りを繰り出したら言わずもがな避けられた。
未来さんだ。
「ぐふっ…キョウちゃんマジっ……ぶふぉっ……慣れてなさすぎて……っあはははっははぎゃははははhゲッホゴッホ」
「もうお前そのままポックリ逝ってしまえよ。」


