充電終わったらキスしよう





ちなみに春人はテスト終了日の次の日に復活しまして、今日は球技大会に参加できているというわけです。

ムリはするなよいいか絶対だぞと言っておいたはずだが逆にフラグが立ってしまったようだ。いいか絶対に押すなよ!的なパターンですよねわかります。


というわけで未来さんに引っ張られつつグラウンドへ。

北風が少々冷たいグラウンドは、見上げれば綺麗な青空が広がっていてなんて世界は素晴らしいんだ!

とか感じられるような思考を持っていない自分マジかわいそうすぎて。

そんなことより春人はいずこ。


「あらあら、朝倉さ~ん」


未来さんと一緒にきょろきょろしてるところ、聞き慣れたゆるーい喋り方があたしを呼んだので二人同時に振り向いた。

言わずもがなお久しぶりのご登場、手嶋先生である。

手嶋先生はひらひらと手を振りながらこちらにゆっくりまったり歩いてきた。手嶋先生がこっちに来るのを待ってるくらいだったら自分から駆け寄った方が早いことが今わかった。今度からそうする。


あ、余談だけど話に出てきてないだけで実は手嶋先生にはだいぶお世話になってる。

特に春人とか春人とかノアとかノアとかね。

あたしが直接お世話になったことはないと言うのにこの1年でだいぶ仲良くなった気がする。保健の先生とここまで親しくなるなどあたしの人生ではこれが初めてだ。何故って保健室に用がなかったからな。

どんな怪我をしても保健室には行かなかったクソガキが通う学校がこちらになります。


どうでもいい。


「手嶋センセーイ!ちょっとお尋ねしたいんですが!」未来さんが手を振って駆け寄る。あたしも後に続く。

あ、結局駆け寄っちゃったね。


「桜井春人クン、もしかしてもう保健室居ますか?」

「あらあら、それを今私も言おうと思ってたのよ~奇遇だわ~」


奇遇じゃない。全然奇遇じゃないぞ先生。むしろ必然だろ。