充電終わったらキスしよう






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「……も、もういいかな…」

「すっかりさっぱり聞き入ってしまって…」

「タイミング逃した感満載…」

「あたしめっちゃ泣いてしまった…」

「俺も視界がセルフエコノミーで…」

「っていうかもう行っていいかな」

「いいよね」

「いいだろ」

「よっしゃ行くぞ!」



――ガラッ!


教室のドアが勢いよく開いて、見慣れた顔ぶれが突入してきた。

言わずもがなクラスメイトである。

さっきから話し声が聞こえていたのでスタンバってるなとは思っていたけど。


全員目が真っ赤なんだよっていう。



「話は聞かせてもらった!」


クラスメイトのひとりが言う。

いやお前等の話の方も聞かせてもらってたがな。


「キョウちゃんなんで言ってくんなかったの!」

「そうだぞキナくせぇ!違う水くせぇ!」

「あんた引っ込んでなさいよ!」

「っていうかキョウちゃんがそんな大変なことで悩んでたなんて知らなかったし!」

「ひとりで悩んでたなんて信じらんないし!」

「俺等という素晴らしいトモダチが居るというのに!」

「今トモダチってカタカナ変換したヤツ表へ出ろ」

「とにかく納得いかないんだから!」