「キョウちゃんが来ないなんてー!」
「つまんないー!」
「朝倉が居ねーと燃えないよな」
「目指したい場所は朝倉だからな」
「お嬢マジパネェっす!」
「え、ちょっと男子それどうなの?」
「はあ~…でも用事があるなら仕方ないよね…」
「うんうん仕方ないよね…」
「また今度遊ぼうね!」
「別に寂しいとかじゃないから!」
「そうそうしょうがないと思ってるから!」
「キョウちゃん最近元気ないなって思ってるとかじゃないから!」
「そうそう俺等も別に元気ねーなって気になってるとかじゃねーから!」
「みんなそんな感じだから!」
「じゃあねキョウちゃん!」
「また今度ね!」
お前等は一体何が言いたいのかと。
心配するならもっと素直に心配してくれてもいいのよ。
未来さんは大爆笑しながらあたしの肩を叩いた。
「みんな…!マジ…!バカ正直だからホント……!げっほごっほ」
「むせてんなよ。」
「はあ~……っていうか、ホントみんな、キョウちゃんのこと気にかけてるんだからね。それは覚えておいてね」
「…………。うん。」
教室をぞろぞろと出て行くみんなを追って、未来さんは走って行ってしまった。
笑い声が遠ざかり、静かになると途端に心細くなる。
みんなに申し訳なかったなと、思った。


