充電終わったらキスしよう





あたしの隣で、未来さんは「なんだー」と安堵の息を吐きながらジュースの入ったコップを手に取った。


「ノアクンのこと知ってたんだーよかったあ~」言いながらジュースを飲む。

「…お、俺も一瞬…ものすごい焦りました……」春人は「はあ~」と盛大な深呼吸を繰り返している。


あたしは「うんうんそういうことだからよかったねうんうん。」とテキトー(すぎる)に受け流し、ジュースを一口喉に流し込んだ。

ノアも顔には出ないけどホッとしたようで、テーブルに頬杖をついた。

お母さんは「それじゃあ勉強頑張ってね~」とお盆を手に部屋を出て行こうと背を向ける。

そこへ未来さんが、



「そうだよねーやっぱアンドロイド同士、わかってて当然だよねー」



不意打ちの爆弾投下である。


あたしはコンマ1秒で未来さんの口を右手で思いっきり塞いだがしかし、これまた時すでに遅し、と言うヤツだ。

やっと落ち着いた、という様子だった春人が、またしてもぽかんとしている。

ぽかんとした顔であたしを見ている。


「……アンドロイド、同士……?」


未来の言った言葉を、春人が復唱した。


バカ。バカ。クソバカ!

あたしは未来さんに渾身の力で回し蹴りを喰らわせたい気分だった。

しかしこれまたあたしが悪い。

未来さんに、春人はこのこと知らないからって、言ってなかったもんだから。



……あぁもうどうしてこう、上手くいかないかな。